ダウン症を持つ子どもを育てる夫婦の経験談。

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お母さんは今朝、体調がすぐれず、朝食を作ることすらできませんでした。

娘に
「お母さんしんどいからご飯作ってないねん・・・ごめんな。バナナでも食べていくかな？」
と言うと、「うん！」と元気なお返事。

いつも、「朝ご飯食べやー」と娘にやんややんやとせかせて必死に食べさせて・・・
せっかく作った朝ご飯も大して食べずに「もういいわ」とか言って、ちょっとだけ食べて終わりとか・・・

そんな日もある中、どうやら今回はお母さんがしんどそうというのを理解した様子。
バナナを素直に食べて、その後ちょっと物足りなかったのか
「そうめん食べよかなー」とか言い出す娘。

「そうやな、そうめんぐらいなら茹でれるわー。ちょっと待っててや。」とお母さんが言うと
「うん、待ってるわな、うん」
とか言って、またまた妙に聞き分けがいい娘。

そして、そうめん茹でて出したらきれいに食べて、ごちそうさましてからちょっとひと遊びして・・・
いつもならそこでお母さんが歯磨きだの着替えだのアレコレ言うところですが、そんなことも言う元気がなかったお母さん。

歯磨きの準備だけして歯ブラシを置いておくと、ひと遊びした後、自分で歯磨きし出した・・・！
自分から歯磨きするなんて・・・毎日強制的に羽交い締め状態で歯磨きしていたのに・・・

昨日で通常保育が終わって、今日から希望保育期間になるので、登園時間もいつものように特に気にすることなく、お母さんもしんどくてゆっくり準備していたので、それもあってかアレコレ言わなくても自分でやってくれました。

時間に追われているとなかなか気持ちの余裕がなくて、アレコレ言ってせかせてしまうのですが、ちょっと考えないと・・・と思うお母さんでした。